清宮は「守備に難」とスカウト指摘 背景に早実の練習環境

公開日: 更新日:

「やっぱり守備がどこまで成長するかだろうね」

 ネット裏で視察していた某球団のスカウトが、早実の清宮幸太郎(1年)についてこう言った。

 24日、清宮は日大三との準決勝に3番一塁で出場。2打席目に外角の直球を叩いて右中間フェンス直撃の2点二塁打を放ち、決勝進出に貢献した。

 非凡な才能を見せた一方、課題も見えた。守備である。

「フェンス直撃の二塁打を打ったとはいえ、清宮は本質的にアベレージヒッター。長距離打者じゃありません。ケタ外れのパワーの持ち主なら一塁やDHの選択肢もあるけど、広角に打つアベレージヒッターで一塁しか守れないというんじゃ、どう評価すればいいのか……」と前出のスカウトがこう続ける。

「一、二塁間の打球を逆シングルで好捕するなど、グラブさばきは柔らかい方だと思うけれど、真正面の打球をファンブルしたのは腰高で、打球に頭から突っ込んでいるから。横のフットワークもまだまだ。中学時代は1年の時に腰を疲労骨折して1年間を棒に振った。その影響もあるのか、守備の基本ができていない。今後、三塁の練習をすると聞いているが、三塁をやるなら打球への瞬時の反応、バント守備、横や下からの送球など、これからやるべきことはたくさんある。守備はやればやるほど上達するとはいうものの、それは取り組み方次第です」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 2

    【箱根駅伝】なぜ青学大は連覇を果たし、本命の国学院は負けたのか…水面下で起きていた大誤算

  3. 3

    フジテレビの内部告発者? Xに突如現れ姿を消した「バットマンビギンズ」の生々しい投稿の中身

  4. 4

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  5. 5

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  1. 6

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  2. 7

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  3. 8

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9

    フジテレビ「社内特別調査チーム」設置を緊急会見で説明か…“座長”は港社長という衝撃情報も

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭