4敗目のヤンキース田中 1人だけ「中5日登板」が呼ぶ波紋

公開日: 更新日:

 ここ2試合で計5本塁打を浴びているヤンキースの田中将大(26)。8勝目をかけて登板した29日(日本時間30日)のレンジャーズ戦は一発こそ打たれなかったが、6回103球を投げて9安打4失点で4敗目を喫した。

 150キロを超えたストレートは五回、7番アンドラスに対する151キロの1球だけ。球威もキレもなければ、コントロールも定まらない。

 先制点をもらった直後の二回、4本の安打を浴びて3失点とあっさり逆転を許してしまう。さらに1点を失った五回も含め、とらえられたのはいずれも高めの甘いボールだった。

 この日の湿度は31%。空気が乾燥し本塁打が出やすいアーリントンのグローブライフパークで、一発を浴びなかったのが不思議なくらいの投球内容だった。

■他の先発にしわ寄せ

 今季の田中は余裕のある登板間隔でマウンドに上がっている。首脳陣から昨年の右肘靱帯部分断裂を配慮されているためだ。

 開幕投手を務めたエース格ながら、ここまで中4日で登板したのは4月23日のタイガース戦の1試合だけ。この試合後に前腕部の張りと右手首の炎症が判明して故障者リスト(DL)入りすると、6月3日のマリナーズ戦で復帰して以降は中5日の登板が続いている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    僕がプロ野球歴代3位「年間147打点」を叩き出した舞台裏…満塁打率6割、走者なしだと.225

  2. 2

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  3. 3

    “玉の輿”大江麻理子アナに嫉妬の嵐「バラエティーに専念を」

  4. 4

    巨人「先発6番目」争いが若手5人で熾烈!抜け出すのは恐らく…“魔改造コーチ”も太鼓判

  5. 5

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  1. 6

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 7

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  3. 8

    【独自】フジテレビ“セクハラ横行”のヤバイ実態が社内調査で判明…「性的関係迫る」16%

  4. 9

    大江麻理子アナはテレ東辞めても経済的にはへっちゃら?「夫婦で資産100億円」の超セレブ生活

  5. 10

    裏金のキーマンに「出てくるな」と旧安倍派幹部が“脅し鬼電”…参考人招致ドタキャンに自民内部からも異論噴出