4敗目のヤンキース田中 1人だけ「中5日登板」が呼ぶ波紋
ジラルディ監督は「彼は1日多く休養すると、すごくいい投球を見せている。彼にとっては、このペース(中5日)が投げやすいのだろう」と説明しているが、その一方で、他の投手にしわ寄せがいっているのも事実だ。
中でも割を食っているのは、右腕のピネダ(26)だろう。イオバルディ(25)と並ぶチームトップタイの9勝(5敗)をマークして前半戦を折り返し、後半戦も安定した投球を期待されながらここにきて2連敗。2試合で計11回3分の2を3本塁打を含む14安打、9失点と打ち込まれている。ピネダも田中と同様に肘と肩に不安を抱えながら、ここまで投手陣を牽引。6月上旬にローテーションを1度飛ばしたものの、ほぼ中4日でマウンドに立ち続けている。田中に代わってローテーションを守ってきただけに疲労がピークに達しているのは想像に難くない。
イオバルディにしても6月は、1回もたずにKOされた直後に中3日登板があった。
田中は今後も中5日での登板が続くとみられるが、若手右腕2人を上回る働きができないようでは、給料泥棒のレッテルを貼られかねない。