「辞めろ投書今も」 中京大中京・高橋監督が語る名門校の重圧
■総監督は「信じてやれ」と
――強豪校が4年続けて甲子園から遠ざかったことで、非難も多かったそうですね。
「大藤監督が4季連続甲子園に出場してた中での監督交代ですからね。地元でも『これじゃあ、数年は甲子園は無理だ』なんて声も聞きました。僕も大藤監督のつくった流れを切ってはいけない、と思っていた。(渋い表情で)まあ、結果的に切ってしまったわけですけど……」
――辞めたいと思ったこともあるのでは?
「辞めたいというか、この現状を何とかしたいとは思っていましたよ。もし、学校側から『何とかするために辞めてくれ』と言われたら、それはそれで仕方ないとも思っていました。でも、自分から逃げたら意味はない。僕も中京大中京OBですから、監督を任せてくれた以上は……という思いはありました。今でも学校には『高橋を辞めさせろ』という投書が、たまに届きますけどね(苦笑い)」
――嫌な気持ちになりませんか。
「それはそうですけど、その人たちが何かしてくるわけではありませんから。投書だけなら気にする必要もありません」