「辞めろ投書今も」 中京大中京・高橋監督が語る名門校の重圧
――それだけに県大会で優勝した時は喜びもひとしおだったのでは。
「いやあ、うれしかったですよねえ……。まあ、僕も自分自身のためにも、という気持ちがないわけではないですけど(笑い)。それでも選手を見ていると、『やっとこの子たちを甲子園に行かせてやれる』という喜びの方が勝る。でも、甲子園はここからが始まりですからね」
――大藤総監督とは今でも話などはするのですか。
「アドバイスはもらっていますよ。いろいろと教わることは多いですけど、県大会では試合を見て『これがおまえがやってきた野球なんだから、信じてやれよ』って言ってくれました」
――それにしても、なぜ大藤総監督は連続出場を続ける中で退任となったのですか?
「それは学校の判断です。僕もそれ以上のことはわかりません」