幼少期からアスリート並みの献立 早実・清宮「驚異の胃袋」
ラグビーのスター選手でヤマハ発動機ジュビロ監督の父・克幸さん(48)は、小学時代から幸太郎が出た試合をビデオに収め、全打席、全投球を自宅で見させた。克幸さんは今春、日刊ゲンダイのインタビューで「『何でうまく打てたか分かるか?』と聞いて、本人に考えさせる。大事なのは自分の意見を語ること。語ると失敗を繰り返さずに成功を続けられるんです」と語っていた。
幸太郎は時にビッグマウスといわれる。西東京予選の決勝で逆転勝利して甲子園出場を決めた時、「(運を)もっていると思うか?」との質問に「いや、実力です」と即答した。
幸太郎は自ら考えて練習をし、プレーする習慣が体に染み付いている。報道陣が見出しを取りたいと思って甘言を投げかけても、簡単には乗らない。16歳にして自分の言葉で表現する力を身につけているのである。
8日に初戦を迎える幸太郎。甲子園は将来のプロ、そしてメジャー挑戦へと続く道の通過点に過ぎないと、本人は思っている。