幼少期からアスリート並みの献立 早実・清宮「驚異の胃袋」

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 慶大時代にゴルフ部の主将を務め、フードマイスターの資格を持つ母・幸世さんは幼少期から食事管理を徹底してきたという。

 ジャンクフードや炭酸飲料を与えず、タンパク質を多く取らせるようにした。牛乳は1食1リットルで1日3リットル。小学時代からプロテインも飲ませた。肉は鶏肉中心で味付けをアレンジしつつ、魚、野菜とバランスよく食べさせたそうだ。

 栄養バランスが良いうえにとにかく食べるため、調布シニア時代に100キロを超えたことがあった。安羅岡監督は「そんなに太ったらこの先、通用しないぞ」と注意した。すると野菜中心の食事に変え、すぐに5キロほど痩せると、「ベジタリアンになりました」と冗談めかして安羅岡監督に言った。

■買ってもらえなかった携帯ゲーム機

 野球も食事も大人顔負けの幸太郎。ただ、小学時代は子供らしさも見せている。北砂リトルの日高監督が言う。

「聞いた話では幸太郎の家にゲーム機の類いがないそうです。幸太郎が一度、携帯ゲーム機をすごく欲しがったことがあったのですが、お父さん(克幸さん)から『野球をやって、早稲田に通って、勉強もして、ゲームをする時間があるなら買ってやる』と言われて泣く泣く断念したと。チームメートとみんなで食事をした後、仲間から携帯ゲーム機を借り、大きな体を小さくして熱心にやっていたのが印象的です」

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