幼少期からアスリート並みの献立 早実・清宮「驚異の胃袋」
「中学1年夏のリトル世界大会で体重を量ったら、100キロはありました」
北砂リトルの日高淳二監督(43)が振り返る。
現在、184センチ、97キロを誇る幸太郎は、3800グラム超の大きな赤ん坊だった。小学4年で北砂リトルに入団した時にはすでに165センチ。リトル世界大会時は180センチを超えた。
成長の源は強靱な胃袋にある。調布シニアの安羅岡一樹監督(52)が証言する。
「山盛りのスパゲティをおかずにご飯を食べていたのは驚きましたけど、さらに凄かったのが毎年、年末から年始にかけての台湾遠征での食事。10人ほどで円卓を囲み、30センチくらいの大きな魚をはじめ、肉や野菜、チャーハンが大皿に盛られて出てくる。ほとんどの子が現地特有の香辛料のにおいにやられたりして半分も食べられない中で、幸太郎だけは『うまい、うまい』って他のテーブルの分も帰る直前まで口の中にかきこんでいた。それとは別の時に、台湾で一度下痢になったことがあった。翌日『大丈夫か?』と尋ねたら、『食べたら治りました』ってケロッとしている。健康優良児ですよ」