先輩・荒木大輔氏も指摘 早実・清宮に見えた「3つの課題」

公開日: 更新日:

■「言葉が先走っているなと感じる時が」

 清宮ならでは、という懸念もある。奔放な発言だ。

 清宮の言葉はコトあるごとにマスコミに大きく取り上げられ、「ビッグマウス」「清宮節」と評される。早実の先輩であるソフトバンクの王会長の通算868本塁打のプロ野球記録を「できれば超えたい」と言って周囲を驚かせたかと思えば、本塁打を放った東海大甲府戦後には「自分はまだこんなもんじゃない。もっと期待していただいて、応えたい」と、強気な発言を連発する。

 愛嬌があり、結果も出ているから今は好意的に受け止められていても、それがいつまでも続くとは限らない。早実の先輩で80年からの3年間、甲子園を沸かせてフィーバーを経験した荒木大輔氏(元ヤクルト)はこう感じている。

「個人的な意見を言えば、マスコミの質問に正直に答えすぎて、言葉が先走っているなと感じる時がある。常に良い時が続くわけではないし、調子を落とすことだってある。周りがいくら大騒ぎしても、その中で少し一歩引いて見ること、割り切って向き合うことも一つの手だと思います」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動