助っ人打者全滅の貧打巨人 虎退団濃厚のマートン獲得に本腰
水面下で争奪戦が始まりそうだ。昨季の首位打者、阪神のマット・マートン(33)のことだ。
今季はスタメン落ちを経験するなど精彩を欠いた。打率こそ.293まで上げてきたものの、度重なる左翼の緩慢守備が球団内で問題視されているという。加えて年俸は4億5000万円と超高額。阪神のOBが言う。
「左翼のまずい守備は投手陣からブーイングが出ているし、今年は3割も打っていない。球団は本塁打が少ない(7本)ことも不満に感じている。年俸が高過ぎるため、来季は契約しないことが濃厚のようです」
そこで巨人である。
19日の阪神戦。0-3の五回に打線が爆発した。球団タイ記録の1イニング10安打、リーグタイ記録の1イニング6二塁打で一挙12得点。が、原監督は「きっかけ? そうねえ……。残り試合的にねえ……。5、6月ならその言葉は使えるだろうけど……」と遮った。確かにすでに112試合目で、チーム打率.241はいまだリーグ最低。この2試合打ったくらいでは信用できないというわけだ。