肩、足に加え知名度も抜群 今秋ドラフトは「オコエ争奪戦」に

公開日: 更新日:

 今秋のドラフト候補たちが揃い踏みした、26日のU18日本代表と大学代表との壮行試合。ネット裏に並んだ12球団のスカウト陣の間で、最も人気がある選手は誰なのか。

 これまでは県岐阜商の右腕・高橋純平と東海大相模の左腕・小笠原慎之介に人気が集中していた。いずれも超高校級の逸材。かねてスカウト陣は「あの2人は頭一つ抜けている」と口を揃えていたが、ここに来て頭角を現してきたのが関東一の外野手、オコエ瑠偉だ。

 セのスカウトが言う。

「高校生離れした肩と足は、守備だけなら今すぐにプロでも通用するレベル。ただ、テレビが特集を組むまで人気が出るとは思わなかった。ハーフということもあって、すでにキャラクターが立っている。『オコエ瑠偉』という名前もインパクトがあって覚えやすい」

 プロ野球は客商売だけに、純粋な実力のみが評価されるとは限らない。その典型が10年ドラフトで4球団が競合した早大の斎藤佑樹日本ハム)だ。実力不足でも「ハンカチ王子」として甲子園を沸かせた人気があったからこそ、指名が重複した。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    露木茂アナウンス部長は言い放った「ブスは採りません」…美人ばかり集めたフジテレビの盛者必衰

  2. 2

    フジテレビの“天皇”日枝久氏が雲隠れ…社内紛糾、迷走で「院政崩壊」へカウントダウン

  3. 3

    フジテレビ「芸能界との蜜月」は港社長に引き継がれ…87歳日枝久氏はなぜ引退しないのか?

  4. 4

    “上納接待”疑惑でフジテレビ大激震…女子アナたちの怒りと困惑「#MeToo運動」に発展か?

  5. 5

    中居正広引退に「週刊誌のせいで」と怒る“ヅラ”たちの思考回路 GACKT&エハラマサヒロ…著名人のミスリードも

  1. 6

    中居正広まるで“とんずら”の引退表明…“ジャニーズ温室”育ちゆえ欠いている当事者意識に批判殺到

  2. 7

    ワイドショー・情報番組が圧勝で「テレビ朝日」独走か…蹴散らされる裏番組、フジテレビにはトドメにも

  3. 8

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  4. 9

    中居正広問題で大揺れフジテレビ…社員説明会で“ギャグ”?改めて露呈した港浩一社長のポンコツ

  5. 10

    フジテレビ日枝久相談役に「超老害」批判…局内部の者が見てきた数々のエピソード