もう視線は海外 清宮幸太郎「2年後メジャー行き」の現実度
28日に開幕する野球のU18W杯に向け、奈良県生駒市内で合宿を行う18歳以下の日本代表。1年生でただひとり選出された早実の清宮幸太郎は、24日の近大との練習試合に「5番DH」で先発出場したものの、4打数無安打3三振に倒れて報道陣のタメ息を誘った。
この日の練習試合は一般には非公表だったが、球場には熱心なファンが集結。ネット裏にはプロ野球各球団のスカウトも顔を揃えた。
当面の目当ては東海大相模の左腕・小笠原や関東第一の俊足外野手・オコエ瑠偉ら今秋ドラフト候補の3年生とはいえ、「フロント幹部からは当然、清宮のチェックもしてくるよう指示されている。順調に成長すれば、2年後にはドラフトの目玉。それも超が3つ付く目玉だ。現時点では技術的な課題がないわけじゃないけど、黙っていても球場を満員にするだけのスター性はすでに持っているんだから」とは在京球団の某スカウト。続けた「清宮は日本球界の宝ですよタカラ」との言葉は、プロ野球界の共通認識だろう。
「いや、日本球界の宝になり得る存在には違いありませんが、米球界にとってもそうなる可能性がありますからね」