好投にはほど遠く…12勝目の阪神・藤浪“投手5冠”の現実味
となれば、いっそのこと荒れ球の速球派投手で生きていけばいい。9四球でも1失点に抑えたように、走者を出しても要所を締める能力はある。ボール球ばかりでは守っている野手もウンザリするだろうが、「制球力改善」なんて無駄な努力をするより、「これがオレのスタイルだ」と開き直る方が手っ取り早い。
「三振か四球か」の野茂英雄(当時近鉄)さえ、死球のワースト記録は持っていない。藤浪は勝ち星、奪三振、四球、死球、暴投の投手「5冠」で唯一無二の選手になる可能性もあるのだ。