日本女子バスケ「リオ五輪切符」で鮮明 中韓“弱体化”の理由
一方の韓国は日本以上に受験戦争が厳しく、中学、高校と進むにつれて女子選手は激減。それに加えて、ここ10年ほどは身体能力の高い女子はゴルフやサッカーを選ぶ傾向にあり、バスケットは上背はあっても技術やスピードが伴わない選手ばかり。韓国バスケット協会は選手層が薄いため、各年代の代表選手の選考が難航。国際大会での苦戦は明らかなため、代表監督を打診されても固辞する指導者は少なくないという。
日本女子代表は国内男子リーグの分裂問題のとばっちりを受け、昨年11月に無期限の「国際試合禁止」の厳罰を受けた。
その逆境をはね返しての今回の優勝は立派だが、ライバルのレベル低下に助けられたのも事実。五輪本番で予選リーグ敗退に終わらないよう、さらなるレベルアップが求められる。