世界選手権16連覇誓った吉田沙保里が早くも「リオ金」公言
「来年のリオ五輪のキップがかかる大事な大会。全力を尽くして頑張りたい」――。
霊長類最強女子の異名を持つ女子レスリング53キロ級の吉田沙保里(32)が世界選手権(9月、米ラスベガス)での16連覇を誓った。
16日、所属するALSOKの壮行会に同社所属の女子58キロ級の伊調馨(31)ら4種目計9人の選手とともに出席。レスリングは世界選手権でメダルを獲得した選手に来年のリオ五輪の代表権が与えられるだけに「この大会で結果を残して(リオで)金メダルを取る自信をつけたい」(吉田)と五輪の4連覇も公言した。
吉田は今大会で警戒すべき相手に中国、スウェーデンらの選手を挙げ「試合までにビデオなどで研究しながら、しっかりと調整していきたい」と話したが、敵は身近にもいる。
この日はALSOKの会社創立50周年。選手たちを激励するため、あえて創立記念日に壮行会を開催したという。国際大会での所属選手の活躍が企業の業績を左右するケースもある。吉田、伊調にとって世界選手権、五輪での連覇達成は業務命令か……。