常駐スタッフも派遣 大物代理人ボラスが「日本選手」に熱視線
「NPB(日本のプロ野球)には何人かMLBに通用する選手がいる」
10日、米の大物代理人、スコット・ボラス氏(62)がヤクルト対DeNA戦が行われた神宮球場を訪れ、こう言った。
「日本人は投げる、打つといったファンダメンタル(基礎)が優れている。スターター、クローザー、リードオフマン、コンタクトヒッターは非常に評価が高い。日本ハムの大谷? ヤクルトの山田? 日本には(自分の)スタッフがいる。全選手のデータベースがあり、各選手のことは毎日入ってきている」
9日の日本ハム対ソフトバンク戦に続く視察行脚。特定の名前こそ伏せたが、古田敦也氏が出演するテレビ番組の収録を行うなど、日本人選手に対して大いに関心を持っている様子だった。
この日は、11月に行われる「プレミア12」に向けた侍ジャパンの1次メンバー45人が発表された。第2打席で本塁打を放ち、トリプルスリーを確実にしているヤクルトの山田はもちろんメンバー入り。メジャーも注目する若きスターの打撃に、ボラス氏もさぞ、テンションが上がったに違いない。