常駐スタッフも派遣 大物代理人ボラスが「日本選手」に熱視線
1次メンバーにはこの山田をはじめ、今オフにポスティングによるメジャー挑戦を目指すとみられる前田健太(広島)、将来のメジャー挑戦を視野に入れる大谷翔平(日本ハム)、藤浪晋太郎(阪神)、柳田悠岐(ソフトバンク)らが選出された。
「『プレミア12』にはメジャー40人枠のメンバーは参加しないが、その代わりに日本、韓国、台湾はトップクラスの選手が参加予定。大会はメジャー予備軍のショーケースになる。ボラス氏はアジアの中でも特に日本に注目している。今年から日本に常駐のスタッフを派遣し、選手の発掘にさらに力を入れ始めている」(マスコミ関係者)
ボラス氏は松坂(現ソフトバンク)が西武からポスティングでレッドソックス入りした時の代理人で、現在は中島(オリックス)、鳥谷(阪神)らと契約を結んでいる。
「日本はアメリカに次いで野球のマーケットが大きい魅力的な市場。楽天に昨年まで在籍したジョーンズのようにMLBから日本の球団に助っ人選手を送りこむのはもちろん、中島が昨オフにオリックスと3年最大12億円の大型契約を結んだように、日本人メジャー選手が日本にUターンする際にも商売になるから2度おいしいというわけです」(前出のマスコミ関係者)
鳥谷も、ボラス氏が代理人についたことで、咋オフにFA残留した阪神から好条件を得ることができたともっぱらだった。
トップ代理人がいよいよ本腰を入れ始めたことで、日本の野球マーケットはさらに白熱しそうだ。