スライスもフックもフェースの向きとヘッド軌道で決まる
球筋(弾道)はインパクト時のフェース向きとヘッド軌道の組み合わせで決まる。
先週の男子ツアーANAオープンはホストプロの石川遼が最終日も69とスコアを伸ばして優勝。
24歳になったばかりでツアー12勝目を手にしている。
優勝した石川選手をはじめ、男子ツアーには左から右に曲がるフェードを持ち球にしている選手が多い。
では、ツアープロはどんなふうにフェードを打っているのか?
米PGAツアーでも使われている弾道計測器「トラックマン」に詳しいアジアジュニアゴルフ協会代表理事の吉岡徹治さんによると、フェードを打つポイントは2つ。
「インパクトでフェースがややクローズ。そしてフェースの向きに対して、ヘッドがややアウトサイドインに動く。この状態でインパクトを迎えると、ボールは狙いよりも少し左に飛び出し、左から右に軽く曲がるフェード弾道になります」
ボールの打ち出し方向というのは、インパクト時のフェース向きでほぼ決まる。