スライスもフックもフェースの向きとヘッド軌道で決まる
例えば、正面に大きな木があったとしよう。右曲がりのフェードで木を避けるにはフェース向きは木よりも左。そして、左を向けたフェースよりもアウトサイドイン軌道でヘッドを振れば、狙い通り右曲がりの弾道で木を避けられる。
逆もしかり。左曲がりのドローで木を避けたい時は、木よりも右方向にフェースを向ける。そして、右を向けたフェース面よりもインサイドアウト軌道でヘッドを振れば、狙い通り左曲がりの弾道で木を避けられるのだ。
アドレスでフェースを開いた方がフェードを打てると思っていたり、アドレスでフェースを閉じた方がドローが打てると思っている人がいたりするが、これは大きな間違い。フェードを打ちたい時はフェースをやや閉じ、ドローを打ちたい時はフェースがやや開いておく。これが一方向に曲がるボールをうまくコントロールするための基本であり極意なのだ。
(ゴルフライター・マーク金井)