ヤクルトに3戦全敗…巨人・菅野の“メッタ打ち”に理由あり
6 雄平.375
7 大引.000
8 中村.429
大引を除く全員にこれだけ打たれるのは異常。球場の問題だけでなく、何かがバレていると考えるのが妥当である。セ・リーグの「菅野キラー」のある選手はこう明かした。
「詳しくは言えないけど、球種がザックリ分かる確信がある。菅野は球種が豊富な好投手。漠然と待っていたらまず攻略できない。直球か変化球かだけでも分かれば大きい。うちはみんなでそこを突けなかったけど、きっとヤクルトはチームで情報を共有していますよ」
別の選手は「右ヒジの位置」と言った。今季は上がったり下がったりを繰り返し、腕が「横振り」になる時が多いという。右ヒジは昨季故障した箇所。無意識にかばって投げているうちに、球種によって傾向が出ている可能性がある。
中軸打者らの個人の能力で首位を走っていると思われがちのヤクルトは、動作解析にも定評がある球団。
原監督は前回の神宮2試合の登板を回避させ、10月4日の最終戦を含む、東京ドームでのヤクルト戦2試合を託すことにした。「東京ドームなら大丈夫」という考えなのだろうが、そんな期待とは裏腹に、ヤクルトは菅野との2試合をチャンスとみているに違いない。