4連勝で燕のM点灯また阻止も…巨人の逆転Vに「3つの不安」
2位巨人が4連勝で首位ヤクルトのマジック点灯をまたも阻止した。24日、坂本の2ランと先発マイコラスの好投で広島を破って4連勝。マイコラスはセ・リーグの外国人新記録となる10連勝で今季12勝目(3敗)を飾った。ヤクルトも負けじと4連勝。2ゲーム差は変わらなかった。
残り6試合となった巨人はヤクルトと東京ドームで3試合を戦える。26日からは直接対決2連戦。原監督は「東京ドームで試合ができる地の利というものを存分に使って暴れたい」と鼻息が荒かったが、この日もわずか4安打。逆転優勝へ、不安材料が3つある。
ヤクルトとの対戦成績は11勝11敗と五分。川端、山田、畠山と打撃各部門のトップをズラリと並べる強力打線にのみ込まれる投手がいる。
抑えの沢村は今季3敗中2敗を喫し、ヤクルト戦の防御率は最も悪い3.09。週末2連戦の先発は高木勇、菅野。10月4日のヤクルトとの最終戦も再び菅野の予定となっている。懸念されるのは、2度の登板機会が与えられるエースの方である。
27日に登板する菅野はプロ初の中4日。その上、ヤクルト戦は0勝3敗、防御率6.89と苦手としている。3試合全てプロ未勝利の敵地・神宮で、今回は本拠地ではあるが、球場が変わっても、打ち込まれている事実は変わらない。