杉内手術で左腕先発激減…巨人に早くも来季“投壊危機”
股関節を痛め、7月23日に二軍落ちしていた杉内俊哉(34)が、手術に踏み切る可能性が浮上した。関係者によると、来季は開幕どころか復帰時期も見えない状況だという。
今季は17試合に先発して6勝6敗。股関節をかばいながら、130キロ前後の球速で何とか投げていた。二軍で2カ月近くが経過。練習どころか、最近はユニホームすら着ていなかった。これまで先発陣を支えてきたエース格だけに、来季も絶望となれば一大事だ。
同じ左腕エースの内海哲也(33)も今季は1勝1敗で、故障の影響なのか大半を二軍で過ごしている。昨季までのリーグ3連覇を支えた左の2枚看板が、来季もアテにならないとなれば大ピンチ。原監督はかねがね「左(投手)は貴重」と話している。今季、20歳の田口が台頭したものの、この2人の代役を務めるには荷が重い。他の若手も伸び悩んでいて、球団は危機感を募らせていた。
だからだろう。巨人は昨16日、ドミニカ共和国出身のカルロス・ペレス(23=BCリーグ福島ホープス)を育成選手として契約したと発表した。身長189センチから投げ下ろす最速150キロの直球とスライダーが武器の大型左腕だ。