低迷の元凶か…巨人選手と球団が「門限破り」で“イタチごっこ”
「遠征先では午前中に原監督が宿舎周辺を散歩するという日課がある。ロビーなどでばったり遭遇する危険性もありますからね。だからコンビニなんです。コンビニ袋をブラ下げていれば、『朝起きてから散歩がてら買い物に行った』と言い訳ができる。手ぶらより説得力があるんです」(同)
■無線で選手の出入りを報告
今月に入って、週刊誌に選手の女性問題や合コンの話が立て続けに掲載された。球団は球団で、その後の遠征先で外出禁止にこそしなかったものの、宿舎の警備レベルをアップさせた。別の選手によると、宿舎に「SP風」の警備員が増員されたという。といっても、選手を守るためではなかったようだ。
「○時○分、○○選手出ました」
「○時○分、○○選手戻りました」
SP風が逐一、無線で職員に選手の出入りを報告。これでは、外出したのに戻っていない、という都合の悪い記録が残ってしまう。ようやくこれで門限破りは激減したというのだが、巨人は昨オフから桃井会長が「タガの緩み」を指摘し、白石オーナーも「球界の盟主たる自覚と責任を持て」と訓示していた。これが選手の耳には右から左だったとすれば、今季の苦戦も理解はできる。
選手を野球にだけ集中させられなかったベンチの責任も小さくない。