元アスレチックス「ビッグ3」マルダーが語る“苦手”イチロー
全盛期の安打製造機としのぎを削った、かつての最多勝投手がマーリンズ・イチロー(41)にエールを送った。2000年代前半にティム・ハドソン(現ジャイアンツ)、バリー・ジト(現アスレチックス)とともに「ビッグスリー」と呼ばれ、アスレチックスの投手陣を支えたマーク・マルダー(現ESPN解説者)だ。
01年に最多勝(21勝)を獲得し、メジャー通算103勝(60敗)の左腕はマリナーズ時代のイチローを苦手にしていた。通算38打数17安打の打率4割4分7厘と打ち込まれた。
9月27日に行われた「ビッグスリー」の功績を称えるセレモニーに出席したマルダーを直撃した。
――マリナーズ時代のイチローの印象はいかがでしたか?
「なかなかアウトを取れなかったよ。すごい打者だったね。スプリングトレーニングで初めて対戦した時は、他の米国人選手と変わらないだろうと思ったんだ。それがレギュラーシーズンが始まると、間違いだったことがわかったよ」
――対戦成績では分が悪かったですね。