本人は謙遜も 西武・秋山の最多安打に「イチロー以上」の価値

公開日: 更新日:

 もっと記録更新に胸を張っていい。

 30日のオリックス戦で、西武秋山翔吾(27)がプロ野球シーズン最多安打記録に並んだ。この日、5打数5安打(2四球)の固め打ちでシーズン通算安打数を「214」に伸ばし、94年に210安打を放った日本人最多のイチローを超えたばかりか、10年にマートン(阪神)が記録したシーズン最多の214安打にも並んだ。今季27度目の猛打賞もプロ野球タイ記録。まさに記録ラッシュと言っていい。

 ところが、当の秋山は控えめだ。イチローが記録を達成した94年シーズンの試合数は130試合だったのに対し、現在は143試合。「当時とは試合数が違いますから。イチローさんとは比較できませんよ」と申し訳なさそうに言うのである。

 確かにそうなのだが、積み上げたヒットの中身はイチローに劣るどころか上回っている。秋山の今季の安打数のうち内野安打はわずかに17本。対して94年のイチローは33本もあった。秋山の方がイチローに比べ16本も「安打らしい安打」を打っている。

■各シーズンの防御率に差

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 2

    【箱根駅伝】なぜ青学大は連覇を果たし、本命の国学院は負けたのか…水面下で起きていた大誤算

  3. 3

    フジテレビの内部告発者? Xに突如現れ姿を消した「バットマンビギンズ」の生々しい投稿の中身

  4. 4

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  5. 5

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  1. 6

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  2. 7

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  3. 8

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9

    フジテレビ「社内特別調査チーム」設置を緊急会見で説明か…“座長”は港社長という衝撃情報も

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭