解雇処分を逆恨みして報復も 熊ケ谷親方に相撲協会戦々恐々
■協会の内部事情に詳しいだけに…
ある親方は「目当てはカネだろう」と言う。
「熊ケ谷はカネに困っているからね。八百長裁判の時は愛人の存在が発覚し、離婚。多額の解決金を払っている。複数のタニマチや後援者からも借金をしていると聞く。親方ならば、最低でも年収1000万円は保証される。解雇なら収入はゼロ。退職金も出ない」
協会はそんな熊ケ谷に戦々恐々だ。「処分を逆恨みし、裁判以外の方法でも報復に出てくるのではないか」というのである。
熊ケ谷親方は白鵬の元師匠という肩書の上、北の湖理事長の弟子。八百長裁判当時も理事長じきじきのとりなしがあったからこそ、降格で済んだ。トップに可愛がられていたということは、それだけ協会の内部事情に詳しい。あることないこと週刊誌で暴露しようものなら、協会も力士トップの白鵬も大きなダメージを負うことになる。
熊ケ谷親方の抱える「爆弾」に、相撲協会は気が気じゃない。