巨人に福田の“借金”取りたてた「税理士法人勤務男性」の正体
盟主巨人を震源地とする騒動が、名古屋に「余震」を引き起こしそうな気配が出てきた。
野球賭博に関与した巨人の福田聡志(32)は、同僚の笠原将生(24)の知人に誘われ、違法行為に足を踏み入れた。巨人が5日の会見で「A」としたその知人男性を介して福田は、高校野球の夏の甲子園大会や巨人の試合を含むプロ野球、米大リーグの試合に賭け、結果的に“負債”が膨張。その後、連絡を絶つようになった福田から借金を取り立てるため、「A」が川崎市内のジャイアンツ球場を訪れたことで、今回の一件が露呈することになった。
球界事情通が言う。
「騒動のキーパーソンとなるこの『A』について巨人は、『税理士法人勤務の男性』とし、暴力団関係者という情報は『今のところない』と言っている。野球賭博も『福田の認識では、あくまでAさんとの間でやっていた博打』と答えていたが、メールでハンデ表をやりとりするような博打を、仲間内の遊びで片づけるのはいくらなんでも無理がある。『A』が暴力団関係者、賭博常習者だとすれば問題はさらに拡大することになりますが、ここにきて名古屋に縁の深い球界の大物OBの名前が関係者の間でにわかに注目を集めています。『A』がそのOBの元マネジャーで、この関係を利用して球界に人脈を広げた可能性が高いというのです。このOBはもともと良からぬ交友関係のウワサが絶えず、女性問題をはじめとしていろいろなスキャンダルを起こしている。『A』との関係が明らかになれば、巨人だけの問題では済まなくなります」