まるで選手職員を“容疑者”扱い 巨人の「事情聴取」に疑問符
衝撃の事件発覚から一夜明けた巨人は6日、クライマックスシリーズに向けた全体練習を再開。福田聡志(32)の野球賭博への関与が明るみになった翌日ゆえ、当然のことながら東京ドームは重苦しいムードに包まれた。
午後0時半の練習開始前には白石オーナーら球団首脳が厳しい表情で現れ、緊急ミーティングを招集。ロッカールームに原監督ら首脳陣、選手、スタッフを集めて「非常に不面目な事態で極めて残念。巨人軍はグラウンド上、外でも紳士たらなければならない、重い責任を背負っている。それを君たちも忘れてはならない」と強い口調で綱紀粛正を求めた。
久保球団社長は全選手と球団職員から事情聴取することを明らかにし、この日の練習後からさっそくヒアリングを開始した。ところが、“容疑者”扱いされる選手、スタッフからはブーイングが噴出している。
確かに、事の重大さはチームの誰もが認識している。でも「野球賭博をやったことがあるか? やっている選手を知っているか?」と聞かれ、正直に答える人間が果たしているのか。