人気沸騰でCMオファー殺到 ラグビー五郎丸の“市場価値”
すっかり時の人である。
W杯イングランド大会で、史上初の1大会3勝の快挙を成し遂げたラグビー日本代表。その立役者となったのが、日本代表史上最高FBと称される五郎丸歩(29)だ。1次リーグで決めた13PGは大会ランク1位。58得点は同2位。2度のマン・オブ・ザ・マッチに選ばれるなど、世界が認める活躍ぶりだった。
この日(13日)、日本代表が帰国。羽田空港には約500人のファンが詰めかけた。
五郎丸は会見で「19歳で代表入りして結果を残すのに10年かかりましたが、ようやく日本や世界の皆さんと喜びを共有できました」と語り、プレースキックの際の独特のポーズについては「みなさん、まだ研究が足りないですね。指に注目してください。忍者のように両手の人さし指を立てるポーズが多いが、(立てる指は)3本、4本。2本だと違うポーズになってしまうので」と説明して報道陣を笑わせた。
「リーチ・マイケル主将、SH田中とともに、エディーヘッドコーチ(HC)と衝突することが少なくなかった。クールな表情からは想像し難いが、ああ見えて頑固なところがあり、HCからアドバイスや注意を受けても、自分が実戦で経験しないと納得しないタイプ。プレースキックの成功率を高めるため、HCがメンタルコーチの導入を決めて五郎丸にもすすめたが、本人は当初、受け入れなかった。昨年の親善試合でキックを外す機会が増えてから、ようやく納得して受け入れた」(代表メンバー)