松山英樹 7年前の型落ちドライバーを使い続けるのはナゼ?
松山の場合、7年前のドライバーの方がイメージ通りの弾道が打ちやすいから、最新モデルに食指が動かないのだろう。
では、真っすぐ打ちたいアマチュアの場合は、宮里のように最新モデルを使った方が「やさしく飛ばせる」かというと、そうとは限らない。
「やさしさと飛び」を追求したドライバーの場合、ヘッドの大型化に伴い、重心距離が長くなっている。シャフトの延長線上から芯が外れる度合いが大きいために、昔のドライバーに比べると、ヘッドが回転しづらくなる分だけ、インパクトでフェースが開きやすくなる。加えて、重心距離が長くなるほど、初心者の場合は芯で捉えるのが難しくなるのだ。
ドライバーが年々進化しているのは間違いないが、その恩恵を受けているのは、プロやスイングがしっかりしているアマチュアに限られる。これが、今どきのゴルフクラブの現状なのである。