五輪切符獲得の女子ラグビー リオで「五郎丸」は現れるのか
「五輪ならメダルの可能性はある」
関係者たちは、皆そう思っているという。
ラグビー7人制(セブンズ)女子のリオ五輪アジア予選第2戦(日本大会最終日、東京・秩父宮)は29日に行われ、日本は決勝戦でカザフスタンに14-7で勝利。香港での1、2戦の合計ランキングポイントで最上位となり、五輪キップを手にしたことで、男子とのアベック出場が決定した。
かつては五輪競技だったラグビー(男子のみ)も、1924年を最後に除外。来年のリオ五輪から男女とも7人制での復帰が決まった。女子はW杯の実績を見ても、イングランド、ニュージーランド、フランス、オーストラリアなど、強豪国は男子とほぼ同じ。日本女子は02年大会でW杯2勝目を挙げたものの、その後3大会連続で出場権を逃した。
しかし、7人制は15人制ラグビーとは別の競技といっても過言ではない。フィールドのサイズは15人制と同じでも、フォワード(FW)3人、バックス4人。試合は7分ハーフ(ハーフタイム2分)で、決勝だけ10分ハーフ。そのため普通は1日に数試合行われる。