長谷川、森保両監督のCS好采配で「ハリル評」がまた悪化
Jリーグの年間王者を決める「チャンピオンシップ(CS)」決勝の2試合(2日=G大阪ホーム、5日=広島ホーム)は、「次代の日本代表監督を任せられる日本人指導者同士のガチンコ対決」でもある。
G大阪相手に2度の勝ち越しを許しながら、3-2の大逆転劇を演じた広島を率いる森保一監督(47)は、監督就任1年目の12年と翌13年にJリーグ連覇。今CSを制すると監督在任4年で3度のJ優勝となり、日本代表監督候補の最右翼だ。
G大阪の長谷川健太監督(50)は、13年にJ2に降格したG大阪の監督に就任し即優勝。J1昇格1年目の14年はJリーグ、天皇杯、ナビスコ杯の3冠を達成。有力候補に名乗りを上げた。
「広島・森保監督は、毎年のように主力を浦和に引き抜かれながら、若手を適材適所で使って能力を100%引き出した。チーム力を低下させない手腕は見事です」と、サッカージャーナリストの六川亨氏がこう続ける。
「ボールを奪ってからのシュートカウンターの威力は抜群です。堅守速攻が基本戦術も、局面に応じて両SBを高い位置に張らせて攻撃姿勢を強調するなど、戦術的な引き出しの多い指揮官です」