注目はベイの伏兵 渉外担当が見たプロ野球新助っ人の評価
巨人のギャレット(34=前ヤンキース、3億円)、中日のビシエド(26=前ホワイトソックス、1.7億円)という高年俸の現役メジャーリーガーはどうか。
「ギャレットは長打力はピカイチだが、四球が少なく、本塁打か三振かというタイプ。ポイントがかなり前にあるためスライダー、カーブへの対応力がネックだ。変化球主体の日本人の攻めに苦労すると思う。過去を振り返っても、『白人系の左の大砲』は成功例も少ない。ブラゼル(元西武)、ランス(元広島)くらいじゃないか。バース(元阪神)は3Aでは敵なしだったし、オマリー(元ヤクルト、阪神)、ハウエル(元ヤクルト、巨人)も米国時代は選球眼が良く、アベレージタイプだった。キューバ出身のビシエドの方が敵に回すと厄介だろう。パワーはもちろん身体能力が高く、対応力もある。打率は2割5分程度でも、最低でも20本塁打は堅いと思う。彼がどこまで本塁打を打てるかによって、各球団はさらに中南米の選手に目を向けるはずだ」(在阪球団の渉外担当)
また、投手では「ヤクルトのデービース(32=前ヤンキース、7200万円)、日本ハム・マーティン(29=前ヤンキース、8000万円)あたりが高評価」(前出の渉外担当)という。