由伸監督の指名3人に暗雲も 「巨人4番」候補に大穴現る
そんな中、宮崎キャンプで株を上げたのは、新加入のルイス・クルーズ(32)である。ロッテ時代は主に6番だった正二塁手候補が、紅白戦2戦で7打数4安打3打点。高橋監督が期待する「勝負強さ」を発揮し、首脳陣や他球団偵察隊の評価はうなぎ上りなのだ。
「ロッテで2年やって日本野球を知ってる強みがある。守備のイメージが強いが、昨年は16本塁打。前半戦だけで14本というのは、助っ人にしては春先から飛ばせるタイプとも取れる。未知数なギャレットより確実性はありそうだし、消去法でクルーズの4番は十分あるんじゃないか」と他球団のスコアラーが明かしている。
もっとも、クルーズが4番に座るのは、高橋監督が期待を寄せる本命3人がコケた時。クルーズはそんな“4番の保険”としても、存在感を増しそうだ。