オープン戦で3失点も…G菅野は“1本の電話”で球界評判上々
結果とは対照的に表情は明るかった。
巨人の菅野智之(26)が21日の広島戦でオープン戦初登板。エルドレッドに一発を浴びるなど3回6安打3失点とピリッとしなかったが、本人は「やってきたことはできている。打たれたのは変化球。直球主体の投球をすればもっとよくなります」と力強かった。3年ぶりに試している「ワンシーム」も披露。打者の手元で微妙に動かし、「打者がびっくりした顔をしていた」と手応えをつかんだ様子だった。
開幕投手は決定的。チーム内の信頼は揺るぎないが、球界での評判も改めて上がっている。3月5日、6日に行われる侍ジャパンの強化試合(台湾戦)の件があるからだ。
「日本ハムの大谷、阪神の藤浪ら代表エース候補が軒並み辞退する中、菅野は『成長した姿を見せたい』と意欲満々。辞退選手のように、3月25日の開幕に備えたいと言うこともできたのに、菅野は代表発表前にわざわざ侍ジャパン関係者に電話して、『自分にできることは、なんでもします』と言ったそう。かねて『代表の誇りとプライド』と口にする小久保監督はこの手の選手を好みますからね。来年のWBC本番では、大谷ではなく菅野を中心に考えるかもしれません」(球界関係者)
確かに、意気込みは買える。