初日首位の宮里藍 “強気パット”が悲願メジャーVへのカギ
【ANAインスピレーション】
宮里藍(30)が悲願のメジャータイトルに向けて好スタートを切った。
前週の起亜クラシックでは3年ぶりの初日首位発進から、3年ぶりにトップ3と復調の兆しを見せたが、その時の好調なゴルフをキープしている。
初日は出だし1番で1メートルを入れてバーディーを奪うと、2番パー5はグリーン上のマウンドを利用して3打目を2メートルに寄せて連続バーディー。
5番では10メートル以上のロングパットをねじ込むと、6番は下り3メートルを決めてこの日2度目の連続バーディーと読みもタッチも完璧だ。
前半を4アンダーでターンすると、後半は手堅くパーセーブを続け、上がり18番パー5で5つ目のバーディーを放り込んでホールアウト。第1ラウンドはボギーなしのプレーで、この時点で単独トップに立った。
ドライバー平均飛距離250.86ヤード(ランク105位)と飛ばない宮里にとって、タフな設定のメジャーでスコアを伸ばすにはパットが重要なカギを握る。3シーズンも勝利から遠ざかり、長く不振にあえいだのもパットが原因だった。