首位の馬場ゆかりも“綱渡り” シード落ち選手の過酷な現実
馬場は今週、欠場選手による繰り上げ出場であり、数少ないチャンスをモノにするしかないのだ。
「毎年のように若くて実力のある選手がプロデビューする一方、韓国勢をはじめとする外国人も続々と日本ツアーに参戦してきています。女子大会はますますレベルアップして、狭き門になっている。シード取りや最終QTに失敗すれば、レギュラーでの出場試合は激減し、賞金を稼ぐ機会も減るわけです。となるとますますシード復活は難しくなる。シードがないと、スポンサー契約も見直しがあり、収入はガタ減り、物品支援も少なくなるなど、プロには厳しい現実が待っている。馬場もシードのありがたさを今頃痛感しているはずです」(ツアー記者)
1年間ツアーを転戦するには、1000万円ほどの経費がかかるといわれている。馬場の昨季の獲得賞金は1705万9642円。今年はここまで1試合しか出場しておらず、獲得賞金はわずか44万8000円(ランク80位)。
今週は死に物狂いで1円でも多くカネを稼ぐしかないわけだ。