初の女性代表監督・高倉麻子は低迷「なでしこ」を救うか

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 高倉新監督は6月の米国遠征に出掛け、2、5日に世界女王・米国代表と親善試合を行う。これが初仕事になる。そして11月には、U―20女子監督としてパプアニューギニアで開催されるU―20女子W杯で指揮を執る。

 女子サッカー界の目標は、19年仏女子W杯と20年東京五輪のメダル獲得だが、初の女性指揮官は落ち目のなでしこの救世主になれるのか?

「女子サッカーは、男子サッカー以上に《代表は人気、リーグは不人気》の二重構造に悩まされており、国際試合に勝つことでファンをつなぎ留めないといけない。だが、ベテラン揃いなので世代交代も急務。勝敗を度外視して若手をテストしなければならず、そうなると負け試合が増え、今まで以上の人気低迷を招く危険性もある。東京五輪の主力として期待される現中学生、現高校生らの育成や発掘などにも関与せねばならず、高倉新監督の負担はかなりのモノになります」(前出のジャーナリスト)

 現役時代からかなりの負けず嫌いで知られる新監督は、会見で「W杯や五輪での好成績はもちろんのこと、世界の女子サッカーをリードするようなことをやってみたい」とコメントした。その意気込みや良しだが……。

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