中国に敗れ五輪絶望…“劣化”なでしこ「澤GM待望論」加速

公開日: 更新日:

 なでしこジャパンのブランドイメージが、完全に地に落ちてしまった。

 リオ五輪アジア最終予選・第3戦で中国と対戦し、1─2で敗れたなでしこは通算成績1分け2敗となり、出場6カ国中5位に低迷したまま。これで五輪出場の可能性は限りなくゼロである。

 試合は前半14分、MF川村優理(26)の不用意なバックパスが中国FWにわたって失点。後半13分に追加点を奪われ、日本は後半20分、FW横山久美(22)のゴールで追いすがるのが精いっぱい。

 試合終了後、スタンドのサポーターの前に挨拶に出向いた主将のMF宮間あや(31)、FW岩渕真奈(22)は目に涙をため、不発のエースFW大儀見優季(28)はピッチ上にたたずみ、宮間に肩を抱かれながらロッカーに消えていった。

「なでしこの屋台骨を支えた宮間、大儀見、DF近賀(ゆかり=31)、FW川澄(奈穂美=30)、MF阪口(夢穂=28)たちの“勤続疲労による劣化”は歴然。3試合とも持ち味のパスワークは冴えず、攻守の連係でミスを連発し、攻撃の形もつくれなかった。彼女たちはアンラッキーで負けたのではない。今のなでしこが、アジアでの現在地です」(サッカージャーナリスト・六川亨氏) 

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…