敵はすでに白旗? ハム大谷が日本でモチベーション失う日
「相手から『もう打てないよ』とか『このカードで投げないで』と言われた。冗談だったにしても、フェアな勝負ができていないんじゃ、と思った。モチベーションを保つのが難しくなった」
大谷も日本では投手として頭一つ抜けている。「もうかなわない」とサジを投げている打者もいるだろう。打てば打ったで、投げてくるのは外角ばかりだ。そこに「フェアな勝負」はない。ライバルたちが目の色を変えて二刀流を潰しにかかってくれば、それをはねのける意欲も湧くだろう。しかし、それ以前に白旗を揚げられてはダル同様、モチベーションを保つのも難しくなる。
大谷の成長の早さは、プロ7年目でメジャー挑戦したダルビッシュをしのぐものがある。まだ4年目だが、意識の低い日本球界に見切りをつけ、海を渡る日もそう遠くはなさそうだ。