敵はすでに白旗? ハム大谷が日本でモチベーション失う日
「1番、ピッチャー大谷」
スターティングメンバーを告げるアナウンスが流れた瞬間、ヤフオクドームは何とも言えないどよめきに包まれた。
3日のソフトバンク戦で、日本ハムの大谷翔平(21)がプロ野球では前代未聞となる「1番・投手」として出場した。
さらに観客、両軍ベンチの度肝を抜いたのはプレーボール直後、初回の第1打席だった。先発中田の初球を振り抜くと、打球はアーチを描いて右翼スタンドへ。先頭打者弾で今季10号を飾った。
その後は大谷の独壇場。投げては8回5安打無失点、10奪三振。打者としても2打数1安打1打点、敬遠を含む3四球と、投打でチームの10連勝に貢献した。
ヒーローインタビューでは、「(本塁打は)真っすぐを思い切りいこうとしてたんですが、変化球が抜けてきたんで……。(1番打者は)凄くビックリしました」と話した大谷。
体の負担も2倍の二刀流に挑戦し、誰もが予想しなかった結果を出している。が、それをやすやすと許している他球団の選手には、意地もプライドもないのか。