“二刀流”進化で大幅増確実 ハム大谷「来季年俸」いくら?
投打は言うまでもなく、「走」でもファンの目を引きつけた。
19日の中日戦に「5番投手」として先発した日本ハムの大谷翔平(21)。投げては8回2安打無失点、今季最多の12奪三振と好投すれば、打っては2打数1安打。四球で出塁した六回にはレアードの左翼線二塁打で一塁から激走し、先制のホームを踏んだ。
「今日は長い回を投げたかったので、(力を)抜きながら投げました」とは試合後の大谷だ。
これで6勝4敗、防御率2.21。打者としても9本塁打、24打点だ。常識の枠を超える活躍を続け、不可能と思われた二刀流も実現。当然、年俸もケタ外れに跳ね上がることは間違いない。
今季年俸2億円の大谷の査定は、日ハム時代のダルビッシュ(現レンジャーズ)がモデルケースになっているという。2人の年俸の推移を見ると、1年目の1500万円、2年目の3000万円までは同じ。3年目はダルの7200万円に対し、大谷は1億円。これは10本塁打を打った打者としての貢献度が大きく加味されたためだ。そして4年目は2億円で並ぶ。昨季の大谷と3年目のダルの成績を比べると、共に15勝5敗だが、防御率はダルに軍配。大谷は打者として打率2割と落ち込んだこともあり、査定に差が出たようだ。