4勝目田口の好敵手 巨人に山岡泰輔ドラ1指名の“相乗効果”
巨人の田口麗斗(20)が久しぶりに勝った。
6日の阪神戦に先発し、七回途中1失点で4勝目(6敗)。5月31日のオリックス戦以来となる勝利に「最後(七回)は投げ切らないと」と反省しつつ、「いつファームに落とされるのか分からないので、死に物狂いでマウンドに上がった」と笑顔を見せた。
その田口が今秋、“再会”したい投手がいる。巨人が先月のスカウト会議でリストアップしたドラフト1位候補8人のうちのひとり、東京ガス・山岡泰輔投手(20=瀬戸内)である。身長172センチ、66キロと小柄ながら最速152キロ。田口にとってはライバルにして親友でもある投手だ。
13年夏。田口は広島新庄のエースとして県大会決勝で山岡擁する瀬戸内と対戦した。試合は田口が19奪三振で213球を投げ切れば、山岡は1安打投球で15奪三振163球の熱投。歴史的な延長十五回は0-0で決着つかず、翌日の再試合で田口は0-1で山岡に敗れた。
山岡はその後の甲子園で、あのダルビッシュ(レンジャーズ)に落差の大きいスライダーを絶賛された逸材だ。各球団は超目玉候補の創価大・田中正義(4年)に続く投手という評価である。