選手も監督もガッポリ…最下位阪神は“年俸超改革”が急務
もうボロボロだ。最下位阪神は広島の5年目左腕・戸田に8安打完封負けを食らって甲子園で3連敗。金本監督はこの日もベンチ前の円陣で怒声を上げたが、そんなことで、深刻な貧打が改善されるはずもない。
実力不足の若手を並べているだけの「超変革」ではそれも仕方ないが、ファンが納得できないのは「給料」ではないか。
阪神の支配下選手の年俸総額は約24億円だ。1位ソフトバンク約42億円、2位巨人約33億円には及ばないものの12球団で3位。平均年俸約3949万円も同3位だ。にもかかわらず、打者でセの打率上位20人に入っているのは2億円プレーヤーの福留だけ(6位・3094)。
4億円ももらっている鳥谷は・231の25位。投手陣も防御率10傑にランクインしているのは、6位のメッセンジャー(16試合、2・97)、10位の藤浪(15試合、3・46)の2人だ。
ちなみに藤浪の年俸は1億7000万円。同じ4年目で防御率1位(16試合、1・58)、5完投の菅野は1億3200万円で藤浪より安い。打線の援護がないないとはいっても、4勝5敗、1完投の藤浪はもらい過ぎではないか。
給料ドロボーなら金本監督も例外ではない。人気だけで呼ばれた新監督は、12球団最高の1億2000万円。この金額で3年契約した球団も球団だが、もらっている本人も膨らむチームの借金にバツが悪いに違いない。