貧打に加え投壊不安…巨人“バクチ狂い4投手”の穴埋まらず
元巨人投手の初公判が11日、東京地裁で行われた。野球賭博事件で、賭博開帳図利幇助と常習賭博の罪に問われた元選手の笠原将生被告(25)と、胴元役だったとして賭博開帳図利罪に問われた元飲食店経営者の斉藤聡被告(38)は「間違いありません」と賭博への関与を認めた。
検察側が冒頭陳述で「チーム内でトランプを使った賭け事をしており、野球賭博に抵抗感がなかった。これまでに計1575万円を賭けた」と笠原被告の供述内容を記録した調書を読み上げるなど、改めてバクチにどっぷりと漬かっていた実態が明らかにされた。
その笠原に開幕前から振り回された巨人は、12日から広島に乗り込んで首位攻防2連戦。といっても10ゲームの大差をつけられての2位である。巨人OBの評論家、高橋善正氏がこう言う。
「野球は投手というように、昨年までの巨人は打てなくても投手陣がしっかりしていたから毎年のように優勝争いに絡めた。それが今年は菅野以外の先発、リリーフ陣も不安定。球団は昨秋のドラフトで即戦力投手の桜井を1位指名したり、外国人補強やトレードを行ってきたが、どれも成果が表れていない。今となっては、賭博で解雇された3投手と謹慎処分の高木の穴が埋まっていないと感じます」