“違法賭博”桃田賢斗の早期復帰を狙う両バド連盟の思惑

公開日: 更新日:

 リオ五輪出場を棒に振った元世界チャンピオンの復帰が早まりそうだ。

 違法賭博に手を出して日本バドミントン協会から無期限の資格停止処分を科された男子シングルス元世界ランキング2位の桃田賢斗(21)。所属先のNTT東日本による30日間の出勤停止処分が明け、先月30日に練習を再開。当分の間は千葉県内の同社体育館で練習しながら、子供たちに実技指導するなど社会貢献活動に励むという。

 桃田が公式戦に復帰するには日本連盟の理事会による承認が必要だ。まだ21歳と若く、年齢的には20年東京五輪でもメダルを狙える実力の持ち主だけに、日本連盟が飼い殺しにするはずがない。ボランティアなどをさせ、早い段階での復帰を検討しているという。

 日本のバドミントンは、ここ数年、男女とも飛躍的にレベルアップ。高校生以下のジュニア選手には東京五輪でのメダル取りが確実視される逸材も少なくない。五輪出場枠はその年の5月上旬に発表される世界バドミントン連盟(BWF)のランキングによって決まる。東京五輪のシングルスは最大で3つの出場枠(開催国枠含む)を取って、表彰台独占を狙うとか。そのために桃田は欠かせない存在らしい。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…