14連勝でSBに5.5差 ハム逆転Vに「可能性ある」と評論家
「とくに投手がしっかりしてきた。投打において非常にバランスがいい」
こう語るのは、評論家の山崎裕之氏だ。
日本ハムが10日のロッテ戦にサヨナラ勝ちし、球団記録に並ぶ14連勝を達成。ホームでの500勝のメモリアル勝利を劇的に飾り、栗山監督は「選手が自分の役割を果たそうと、集中力が増している」と言った。
先発の大谷が七回途中にマメをつぶして緊急降板するなど、一時は5点差をつけられたが、九回2死から田中賢の本塁打で同点に追いつくと、延長十二回にレアードがサヨナラ本塁打。07年に続く14連勝に、当時も主力でプレーしていた田中賢は、「(当時よりも)勢いがある。破壊力がある。大量失点で負けていても逆転するんじゃないかという雰囲気がある。メモリアルな日に劇的な勝ち方。我ながら凄いなと思う」と、興奮しきりだった。
一時は、首位ソフトバンクに10ゲーム以上の差をつけられ、「夏にも優勝が決まる」とまでいわれたが、ここにきて5.5差まで詰め寄った。
00年代に13連勝以上したチームはいずれもレギュラーシーズンは1位だった(05年ソフトバンク、07年日本ハム)。このジンクスに当てはめれば、今季残り60試合、日ハムが逆転優勝を果たす可能性はあるのか。