ファンは願ったり 強すぎるソフトバンク4連敗でパに活気

公開日: 更新日:

「この調子で負けてくれたら……」

 そう願っているファンは少なくないだろう。ソフトバンクは5日のオリックス戦に5安打完封負け。3試合連続無得点で今季初の4連敗だ。

 ソフトバンクは昨年、59年ぶりに90勝に到達。今季も50年ぶりに30試合以内で貯金を10とし、「このままならプロ野球初の100勝もあるんじゃないか」と言われてきた。5月は18勝5敗1分けで交流戦のあった6月も16勝6敗1分けと大きく勝ち越し、最短なら7月2日に優勝マジック(57か58)が点灯するはずだった。ところが、そこからまさかの4連敗。しかも、ここ3試合は零封負け。6月末には2位ロッテと8.5ゲーム差だったのが、これで11連勝の2位日ハムとは5.5ゲーム差にまで縮まった。

 もっとも、強すぎるソフトバンクの連敗地獄は、プロ野球ファンにとっては喜ばしいこと。早くに優勝が決まってしまえば、パの残り試合の注目はクライマックスシリーズの出場権争いだけ。ソフトバンクのファンだって、早々に優勝すれば残りは勝っても負けても関係ない消化試合となり、応援にも熱が入らない。やはり勝負事のひとり勝ちはおもしろくない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…