五輪ドーピング問題 WADAとIOCの“喧嘩”で日本とばっちり

公開日: 更新日:

 WADAがIOCに対して怒っていることは他にもある。検体検査だけではドーピング違反の摘発に限界があるため、WADAは選手や競技関係者からの内部告発を奨励している。今回、ロシア陸連の不正を内部告発した女子陸上中距離のユリア・ステパノワの出場を国際陸連は認めていたが、IOCは国際大会の出場を認めない方針を決めた。ここでもWADAは面目をつぶされた。

 競技場外での抜き打ち検査は通常、深夜か早朝に行われる。開幕直前の追い込み練習で疲労がピークに達している中、検査官によって突然たたき起こされて睡眠を妨害されれば、コンディションを崩す選手も出てくるだろう。

 WADAとIOCのケンカでとばっちりを食うのは罪のない選手たち。それはもちろん、日本の選手も例外ではない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 2

    【箱根駅伝】なぜ青学大は連覇を果たし、本命の国学院は負けたのか…水面下で起きていた大誤算

  3. 3

    フジテレビの内部告発者? Xに突如現れ姿を消した「バットマンビギンズ」の生々しい投稿の中身

  4. 4

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  5. 5

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  1. 6

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  2. 7

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  3. 8

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9

    フジテレビ「社内特別調査チーム」設置を緊急会見で説明か…“座長”は港社長という衝撃情報も

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭