迫るトレード期限…42歳イチローに「譲渡申し込み」殺到
27日(日本時間28日)のフィリーズ戦で出場機会がなかったマーリンズのイチロー(42)。後半戦に入って初めてベンチを温め続け、メジャー通算3000安打まで残り「3」のまま。
そんな中、メジャーのトレード期限の8月1日(同8月2日)が迫り、プレーオフをにらんだ球団の動きが全米各地で活発化。先日はヤンキースのストッパー、チャップマン(28)がカブスに移籍して話題になったばかりだが、狙われているのは170キロ左腕に限らない。東海岸の代理人関係者によれば「マーリンズにはイチロー(42)をトレードで譲渡して欲しいという申し込みが殺到している」という。
「中でも熱心なのはオリオールズとドジャースだと聞いています。オリオールズは機動力が使えるトップバッターが不在で、4番タイプのアダム・ジョーンズが1番を打つこともあるほど。ドジャースは1番打者に加え、守備範囲の広い外野手が手薄ですからね。ともにプレーオフに備え、トレードによって弱点を補強したいのです」
イチローは現在、「4人目の外野手」。スタントン(26)、イエリッチ(24)、オズナ(25)と、攻守に優れた外野手3人のバックアップはもちろん、代打、代走、守備要員としても必要不可欠な存在だ。マーリンズにしてもプレーオフ進出がかかっているだけに、やすやすと放出するとは思えないが、驚くべきは42歳のベテラン外野手を譲渡して欲しいという球団が引きも切らない点だ。